『カホン』が今、人気だそうですが、
(え?)
そのうえで日本で一番人気がある
和楽器は『和太鼓』だそうです。
太鼓自体は世界中で色んなタイプが
存在しますが、和太鼓の誕生は壮絶です。
約紀元前500年頃まで遡ってみると、
「つづみ」と呼ばれていたそうです。
今でも小さい太鼓は
「〜つづみ」なんて聞きますよね。
そんな和太鼓は、出来上がるまでに壮絶な
年月をかけて出来上がるんです。
楽器も電化製品と同じく、海外で安く
作っているところも多くありますが、
入門用など、1部では海外生産されていますが、
天然素材を多く使う和楽器は、未だに手間隙かけて
職人さんが、1つ1つ丁寧に生産されています。
以前、お城作りの職人さんの映画を見たのを
思い出したのですが、まず、材料の木を
探すところから始まります。
いつ伐採された木なのか、また、木の
木の含水率が寿命を決めるのだそうです。
さて、良い木を見つけました・・が、
実は、木を選んですぐに作業には入れません。
選別された木は、太鼓の原型にした後、
乾燥をさせる為に3年から5年ほど寝かすそうです。
この乾燥期間中にひび割れてることも・・。
ものを作るというより、育てるという言葉が
ピッタリですね。
そして、注文後に製作
オーダーが入ってから、
仕上げの作業に入ります。
これも、ある映画で見たのですが、
木には木目がありますよね。
この木目を無視してカタチだけを求め製作をしてしまうと、
ササクレが起きたり、木が割れたり、木の柔らかさも違うので
ヘコんだりしてしまうそうで、職人の腕の見せ所です。
その後・・・
「目止め」という仕上げの作業後、皮を張ります。
三味線は猫皮や犬皮ですが、和太鼓は牛皮を使うそうです。
この皮張りの作業も職人の腕の見せ所で、
仕上げ方により、音も違いが出るそうです
三味線も実は『胴』の部分は太鼓と同じ役目をして
いるので、その辺は共通していると言って
いいかもしれません。職人さんの腕の見せ所ですね。
和楽器は見た目は、とてもシンプルですが、
手を抜くと寿命や音にダイレクトに響いてしまいます。
にこの様に1つ1つが丁寧に作られた楽器は、
歴史を作るほど、長く使うことができます。
出来上がりはアート作品と言っても過言ではありません。
そんな、和楽器に一生に一度は
触れてみるのも良いのではないでしょうか。