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外国からきた和楽器

日本の楽器は『和楽器』と
言いますが、実はほとんどの和楽器は、
外国から渡って来たものだそうです。

長い歴史の中で日本風へと変化して
和楽器となっています。その中で
今回は、『弦楽器』についてお伝えします。

日本の雅楽に使われてきた楽器の1つで、
雅楽は中国経由で、日本で独自の形に
変化してきました。箏も奈良時代に中国から
日本へ伝来し使われる様になりました。

箏は『そう』とも読み『箏こと』とも
呼んでいたそうです。因みに、箏には
『箏』と『琴』がありますが『琴』は
『きん』とも読みます。

『琴』は、伝統的な中国の楽器で『箏』との
区別のため、『古琴』と呼ばれたりします。

なんだか、ややこしいですね。
歴史的な背景があるのですが、
一般的には『箏』と『琴』は「似て非なるもの」と
思っていれば良いかと思います。

日本で認識されている通常、
『お琴』は『お箏』の事なのです。

三味線

三味線の歴史は浅くて、江戸時代なのですが、
中国の『三弦』がルーツで沖縄の『三線』を
経由して『三味線』になったと言われています。

『声楽』という『声』を使った伝統音楽が
あるのですが、その伴奏には『三味線』が使われます。

三味線にも、細棹、中棹、太棹とあり、
それぞれの用途も違うのですが、
実は明確な定義は無いんだそうです。

モヤモヤするかもしれませんが、演奏の仕方や
音に合った形へと変化していったのかもしれませんね。

例えば、

・民謡
・寄せ囃子
・浪曲
・黒御簾(くろみす)、下座音楽
・長唄
・新内
・俗曲
・清元節
・古曲
・端唄
・小唄
・常磐津節(ときわずぶし)
・義太夫節
・歌舞伎
・文楽

ざっと、挙げてもこんなにあるんです。
これだけカテゴリーがあれば、
使う三味線が増えるのも当然かもしれません。

胡弓(こきゅう)

今となっては胡弓を知る人は少ないかもしれません。
アジア圏の擦弦楽器(さつげんがっき)を纏めて

胡弓』といい、三味線をバイオリンの様に
『弓』を使い演奏をする楽器で、チェロの様な
使い方をするのが特徴です。

かつては、箏、三味線、胡弓と3つの楽器を組み合わせた
曲が江戸時代にあったそうですが、今は、胡弓より、
尺八を使うのが主流になっているそうです。
時代で演奏方法も変化をしているのですね。

琵琶

最後にご紹介するのは『琵琶』です。
『古事記』などにも出てくる琵琶は『ペルシャ』地方から
雅楽と一緒に入って来た楽器で撥を使い演奏します。

『琵琶法師』と言う言葉もある様に鎌倉時代など、
盲僧や平家物語の伴奏など、三味線のジャンルへの
橋渡しにもなっています。三味線の『撥』は、
この琵琶から派生したと言われてます。

琵琶にも、

男性的な演奏が多い薩摩琵琶、
優雅な女性的で三味線楽曲に影響を与えた、
筑前琵琶などがありますので、機会があれば
見比べてみてはどうでしょうか。

日本の和楽器は、金ピカな西欧の楽器と比べ、
見た目は地味な存在ですが、繊細で、
アート的な要素もたくさんあります。

過去に『神事』など神聖な祀り事の為に
演奏されて来たことが背景にある
影響もあるかもしれません。

和楽器の奥深さに触れてみてはどうでしょうか。