三味線は、お手入れに
少し手間がかかると聞きます。
三味線は天然素材が多く使われていて
シャミコに関しても、共通点があります。
まず、三味線やシャミコに関わらず、
使った道具や小物類は汚れや汗から
水分を拭き取ってあげると長持ちします。
その際、忘れずにシャミコの『駒』を
『根尾』から前方へ移動させるか、外し、
糸に掛かったテンションを緩めてあげます。
最悪、糸のテンションで棹が変形をしてしまう
可能性もあるので糸は緩める事をおすすめします。
(毎回調弦することで音感も鍛えられるますしね・・)
そのため、どうしても湿気や気温の
変化に弱い傾向があります。できれば、
保管は空調が効く場所や窓際など、直射日光や、
露などの影響を受けない場所へ保管をします。
また、胴(ボディ)部分は和紙袋で包み、
専用の長袋またはケースへ入れるようにします。
(袋の中に乾燥剤も入れておくことをお勧めします。)
では、シャミコも同じように保管に手間が
かかるのかといえば・・・ほぼ、かかりません。
敢えて言うなら、シャミコの『皮』は
コーティングされた『強化パルプ』ですが、
付属の胴袋へ三味線と同じように乾燥剤を
入れておいた方が間違いはありません。
タンス用の除湿剤などで十分です。
いずれにしても、もっと和楽器を、
身近に楽しんで欲しいと思います。